3個入りだったら1ヶ月に5~6回行くのに、6個入りだったら3ヶ月に1回かな??

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先日も 「銀だこ」 さんの前を通って
★ オヤツに食べようかなぁ~

実は、1ヶ月間で、こうした気持ちに
5~6回、襲われるのですが …

実際に、お伺いするのは
「3ヶ月に1回」 程度なのです

いったい、それは、どうしてか?

1人前の【量】です!

「銀だこ」 さんは
もともと 「6個入り1人前」 を
中心に販売していましたが

数年前に、客単価UPを狙って
「8個入り1人前」 に
メニュー改造を行ない

なんと 「6個入り」 を
廃止してしまいました!

ところが、これが不評で
全体売上が下がってしまったことから

数ヶ月間で 「6個入りメニュー」 を
速やかに、再開させています

しかしながら、それでも

1人で行って
「オヤツ」 として考えると
やっぱり 「6個は多い」 のです

もし、もしですが …
▶ 3個入り
というメニューがあったら

私は、1ヶ月間に5~6回は
「銀だこ」 さんへ行くと思います!



単純に計算してみましょう!

 ① 1回あたり3個食べる
   (=3個買う)
 ② そして1ヶ月間に5回行く

上記 ① + ② とで
1ヶ月間で 「15個食べる=買う」
ということになります … <パターンA>

いっぽう、現在はどうか?というと

 ③ 3ヶ月間に1回行く
 ④ 1回あたり6個食べる (6個買う)

上記 ③ + ④ とで
1ヶ月間で 「2個しか食べない」
ということになります … <パターンB>

<パターンA> と
<パターンB> とを比較すれば

どちらが、売上に貢献しているか?
「一目瞭然」 だと思います!



このようにメニュー決めの際の
【量】の設定というのは

ある程度の期間で考えると
総売上 (経営) へ
強烈な影響をもたらします!

1パック2個入りだったら買うけれど
1パック3個入りだったら買わない!
… 「価格設定と量」
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これくらいの
価格にしておけば
イイんじゃないの?

そんな考え方は …
▶ まったく、通用しません!

 ◎ 1パック2個入りだったら
   買うけれど

 ◎ 1パック3個入りだったら
   買わない!

   または …

 ◎ 1個400円だったら
   1個しか買わないけど

 ◎ 1個350円だったら
   2個買う!



▶ このように …

先に 「値段」 あり
先に 「量」 あり

といった
お客様の消費スタイルが
一般的になってきています!

▶ つまり、お客様は …

 「価格設定」 と 「量」 とから
 第一印象・一瞬で
 「コスパを測定する」

 そうした能力が
 急激に 「進化した」 ということです



言い換えれば …

経営で最も大切だと言われる
「価格の設定を」 慎重にならないことで

ご商売での 「売上」 を
かなり 「逃して」 います!

これくらいの
価格にしておけば
イイんじゃないの?

ものすごく多く見受けられる
幹部会議 (店長会議) などの光景で

お客様にとっては
もっとも大切だと思われる
そんな売価そして量が

とっても 「ファジー」 に
決められている!

これでは
お客様の支持を得ることは
難しいかもしれません!

わずか「50円の値付けの違い」が
… 1年間で考えると …
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商品やサービスを購入してくれる際に
 
◆ お客様が最後に通り抜ける 「ドア」 が
  言うまでもない 「価格」 です!

しかし相変わらず

ご自分の 「商品やサービスの値付け」 を

ビックリするほど
ファジーに考えている方々が
多いのかな?そう思います

▶ わずか 「50円の違い」 が

1年間でどれくらいの差になるのか?
そう考えると鳥肌が立つくらいです!

いまどきの値付け (プライシング)

<松><竹><梅>
とっても長~い 「商いの歴史」 の中で

<3種類の価格>を用意することで
<真ん中の価格のメニューが売れる>という

ある意味<変わることのない法則>
とまで言われ続けた手法が

変わりはじめて来ています!

 ① 松:1100円
 ② 竹:900円
 ③ 梅:700円

 ~ やっぱり、真ん中の 「竹」 にしておこう!

上記の流れが
変わってきているのです

↓ ↓ ↓

真ん中を選ぶことに
変わりはないのですが

真ん中を2つ用意する!

という手法が
主流となってきているのです!

つまり …
<竹A>と<竹B>を用意する!
ということです

下記のようなイメージです

↓ ↓ ↓
 ① 松:1100円
 ② 竹A:950円
 ③ 竹B:900円
 ④ 梅:700円

私たちが調査したところでは
<竹A>が1番人気となりました!

この少しの客単価の違いが
いろいろな部門のメニューで起き
それが1日/1ヶ月/1年と
どんどん積み重なっていくと

収益に相当の違いが生じることは
言うまでもありません

「商売失敗の多くの原因」 は
「メニュー価格=価格帯の設定」 についてです!
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例えば
セブンイレブンで
主要 「30%の品目」 を
もし 「30円ずつ値上げ」 したら

客単価が 「30円上がって」
1日の売上は上がる?

そんな
単純な結果になりますか?

それとも一部のお客さん
(多くのお客さん) が
ローソン・ファミマなどへ
流出してしまって

逆に売上は
下がってしまうことになりますか?



これらはすべて
「客単価×客数」 で成り立つ
… 「商売の大原則」 です

 ↓ ↓ ↓

だから 「売価=値付け」 は
「経営そのもの」 なのです!

売価=値付けを
現場責任者 (店長) や
社員に任せてしまった瞬間

それは 「経営者」 が
「試合放棄」 したのと
「同じこと」 です!

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日本を代表する経営者である
「稲盛和夫さん」 の
有名な一節が下記です!
 
 "値決めは経営である"
 
だからこそ …
「メニュー価格=価格帯の設定」 は
経営者にしか決められません!
 
しかしながら
特に 「飲食業界」 においては
何よりも大切な 「値決め」 が
… あまりにも軽く見られています
 
 ◇ どんなメニューを作るのか?
 ◇ どんなメニュー名にするのか?
 ◇ どんな味にするのか?
 ◇ どんな盛り付けにするのか?
 ◇ どんな食器を使うのか?
 ◇ どんな提供方法にするのか?
 
上記のような 「メニュー開発」 へ
「一生懸命」 になり過ぎて
(盲目になってしまって)
 
何よりも大切な 「値決め」 が
いつも 「最後の最後」 に
後回しにされるのが一般的です
 
 "値決めは経営である"
 
値段も決まらないのに

つまり 「どんなお客様」 に
提供したいのか?
提供するのか?

それも定まっていないのに
 
もっと言えば

購入してくださる
(来店される) お客様についてを
明確にイメージできていないのに
 
コレやったらイイ!
アレやったらイイ的な
盲目的な思いつきで
メニュー開発へ一生懸命になっても
 
そのメニューが売れる可能性は
非常に少ないわけです!
 
まさに 「こうした考え方」 が
「プロ経営」 ということになります!
 
独立して自分のお店を持った
料理人さんやサービスマンたちの
「約95%が失敗してしまう原因」 が
 
料理の勉強はしてきたけれども
経営の勉強をまったくしていない!
… ということになります
 
 ① どんなお客様に提供するの?
 
 ② お値段はいくらで販売するの?
 
 ③ 上記 ①+② の環境下で
   どんなメニューを開発するの?
 
 … このような 「順番」 です!
 
 ① が 「戦略」 で
 
 ② ③ が 「戦術」 と呼ばれてます!
 
 "戦略なきところに戦術なし"
 
有名な 「孫氏の兵法」 にも
下記のような一文が記載されてます
 
 戦略なき戦術は
 勝利に至る
 もっとも遠い道のりである
 
 戦略なき戦術は
 敗北の前の
 戯言 (たわごと) である
 
  ↓ ↓ ↓

「戦略的」 な
「プロ経営」 という観点で

メニューの
「売価設定=値決め」 についてを
見直してみませんか?



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フードビジネス 専門家 研究所 ファインド 札幌 太田耕平

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