今さらながら 「見切り千両」 という言葉には、商売の鉄則が込められています!
【 見切り千両 】
未練を残さず、損を覚悟して
「見切る=撤退する」 という意味!
損には違いないが
それによって 「大損が避けられる」 のなら
千金の価値があるいう意味です!
これを書いたのは
江戸時代お馴染みの藩主で
数々の書籍やドラマにもなっている
米沢藩の第9代藩主 「上杉鷹山」 です
★ 上杉鷹山 (うえすぎようざん)
経済危機で
幕府への領地返上寸前だった
米沢藩再生のきっかけを作った
江戸時代屈指の名君として知られています
さて …
「見切り千両」
この言葉の前後には
実は、人間の行ない
それぞれに価値を付けた 「お話し」 が
くっついています
↓ ↓ ↓
① 働くこと > 一両
② 考えること > 五両
③ 知恵を借りること > 十両
④ コツを借りること > 五十両
⑤ ひらめくこと > 百両
⑥ 人を知ること > 三百両
⑦ 歴史に学ぶこと > 五百両
⑧ 見切ること > 千両
⑨ 無欲であること > 万両
そう感じた瞬間に 「撤退」 できますか?
「温泉を掘る」
→ 「当たる・当たらない」
「石油を掘る」
→ 「当たる・当たらない」
どんなに掘り続けても
当たらない場合は当たらないのです!
商売における
「経営者」 にとって
最も 「難しい判断の一つ」 が
「撤退」 についてです!
ビジネスを始めて
ある程度以上の投資をしてしまうと
たとえ、そのビジネスが
好調ではなくても (不調でも)
当然ですが
なんとか 「その投資した分」 を
「取り返そう」 とします
負けても負けても
賭け続けるギャンブル
それに似ています!
しかも負け続けているのに
取り返さなければならない
金額が増えてしまったため
1回の掛け金を増やして行く
(投資を増やして行く)
まるで
ラスベガスのカジノにハマる
ギャンブル中毒者のような
底なし沼に
入ってしまったような
そんな経営をしていては
言うまでもありませんが
… 「ダメ」 ですよね!
だから 「損切り」
経営で言えば 「撤退」 です
上手に撤退することは
上手に運営することよりも
難しいかもしれません
日本語には
本当に素晴らしい言葉が
たくさんあります
【往生際=おうじょうぎわ】
往生際が …
良い? or 悪い?
【往生際が悪い】とは
窮地に追いやられて
負けを認めざるを得なくなった
そんな局面においても
なお、態度や振る舞いに
「イサギヨサ」 がなく
未練を持ってグズグズしていたり
悪あがきをしていたりすることです
いずれにせよ
「商売の鉄則」 は …
その 「時代」
そして、その 「場所」 で
「求められていることをする」
いま行なっていることが
「求められていない」
そう感じた瞬間に …
すぐに 「変える」
または 「撤退する」
決断力・スピード・行動力
例えて言えば …
アスファルトの上に
植物の種を撒いても
育たないわけです!
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