★ 拙速を尊ぶ … それも時と場合によっては通用しない!
最近、話が長~い「オイラ」
イエローカード突きつけられそう!
★さて僕が
昭和7年生まれ、埼玉県浦和市在住の81歳
一橋大学OBの「牧野弘さん」に出会ったのは
僕の最後の会社員時代でした!
中間管理職として
いろいろな事業を担当していた
僕が勤務していた会社へ
この「牧野弘さん」が
プロ経営者 (CEO) として
着任してきたのです。
メディアに関係する人はご存じ!
「マクルーハンの難解なメディア論」を熟知し
経営に関連する知識は「半端ない」
そして、部下に権限を委譲する
エンパワーメントの天才でもありました。
それでいながら学者的ではなく
この方のゼネコン勤務時代には
政治家と浮名を流すほど寝技も凄い (笑)
それまでの
自分の20年間くらいの会社員人生で
こんな社長と付き合ったことがなかったので
僕は、この「牧野弘さん」へ
いっきに「心酔」していったのでした (笑)
さて、そんなプロ経営者から
当時34歳くらいの僕が部下として
よく言われた言葉が~
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★拙速を尊ぶ
(せっそくをたっとぶ)
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オリジナルは
あの「孫子の兵法」とも言われてますし
その解釈には、様々な見解があるようですが
会社の経営者が
主に部下社員へこの言葉を使う場合は
「拙=下手でもいいから、速くやれ」
と言う場合が多い!ようです。
さてさて当時の僕は
「次から次へとアイデアを提案」し
もともと「アイデアをカタチにすること」
が得意だったこともあり
次から次へとプロジェクトを立ち上げ
この教えの通り「下手でもイイから速くやる」
を実現していったのですが ……
やはり
スピードが速い分、考えも甘いので
その結果は「10打数3安打」くらい
10個プロジェクトをスタートさせて
7個は失敗となることが多く
社内でプロジェクトに関係する方
そして何よりも
自分の部下やアルバイトさんたちに
迷惑をかける結果!
となってしまうこともありました。
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★今日のお話の本題
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さて、今の時代に
新プロジェクトを立ち上げる際は
WEBの力もあって
そして、Facebookなどの力もあって
当時とは比べ物にならないくらい
簡単に実現することが出来ます。
そして、その立ち上げには
ほとんど費用もかけずに着手できます!
しかしその時に
とても注意してもらいたいな~!
そう思うことがあるのです。
★巻き込む人の人数が少ない時
自分の社内や知人だけでスタートできる場合は
「拙速を尊ぶ」
つまり「下手でもイイ」と思いますが
★多くの人を巻き込む場合
社内や知人だけではスタートできない場合
複数の利害関係が絡む場合などは
「下手じゃダメ」です。
例え、プロジェクトの立ち上げ時に
ほとんど費用がかからないとしても
一度でも
プロジェクトをスタートしてしまうと
①巻き込んだ方々の「時間的な投資」
②巻き込んだ方々の「金銭的な投資」
③巻き込んだ方々の「精神的な投資」
などが、まるでボクシングの
ジャブやボディブローのように
じわじわと効いてくるのです!
そして、抜けられなくなります!
ということで
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★拙速を尊ぶ
それも時と場合によっては
通用しない!
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こんなところで
今日のお話を終了したいと思います。
今日の最後に、今も健在にしている
僕の3人いるメンターのひとり
今日のお話の主人公「牧野弘さん」
いつまでも長生きしてもらいたいな~!
そう思います。