ミーティングに「すごい会議」の手法を導入してますか?…PART1
日本全国のあらゆる場所で、毎日「何百万回?」と行なわれている会議、一節によると95%以上の会議は、ほとんど何の意味も持たず、何の効果も上げられず、ただ時間を浪費し、経営者や経営幹部の欲求不満解消のために行なわれている、とも言われます。
2005年6月に発行された、
大橋禅太郎氏が提唱する「 すごい会議 」
はじめて読んだ時は、とても衝撃的な本でしたが、発行から7年を経過してもまったく色あせることなく、さまざまな場で活用させていただいています。
ご存知ない方がいるとも思いますので、
簡単な概要(非常に効果的な会議の手法)を書かせていただきますので、
今すぐにでも導入されることをおすすめします。
会議の準備 |
- あたりまえですが「議題が決まっている」こと
- 参加者全員に、会議にのぞむ準備を整えてもらうこと
(携帯や突然の呼び出しに対応するのか?しないのか?) - 司会者(議長)が質問する
- 参加者全員で、その質問に関してディスカッションしてもらう
- ときには、司会者(議長)がアイデアを出すこともある
会議の目的 |
- なんのために、この会議をするのか?
- この会議が終わった後に、どんな成果を上げることを期待しているか?
「議題」今までに何が達成されたか? |
- 達成されたポジティブなことだけを語る
- 会議が、前向きな雰囲気へと変わる
「議題」現在のチャレンジは、どんな懸念や問題点に直面しているか? |
- 問題を「どのようにすれば」に置き換える
- 例1…「資金が足りない」→「どのようにすれば資金を得られるか?」
- 例2…「現行の商品が売れない」→「どのようにすれば商品が売れるか?」
- 例3…「次の商品プランがない」→「どのようにすれば商品のプランをつくれるか?」
- 「これが起こったらいいな~!」と思うような文章にする
… さて、ここからは、いよいよ「未来」のことを考えます!
「議題」戦略的フォーカスを設定する |
- XX年YY月ZZ日まで
- ◇◇◇◇◇◇を達成することによって(数字または測定できること)
- ◇◇◇◇◇◇となる(欲しいインパクト)
「議題」戦略的フォーカス達成のために、いろいろアイデアが出てくる |
- 意見1
- 意見2
- 意見3
- 意見4
- 意見5
参加人数が20名だった場合、20通り以上の意見(ひとり複数回答)が出る時もあれば、重複して人数分以下の意見となる場合もあるが、とにかく、全員の意見を聞くことが大切。
もちろん紙に書く時間を提供し、「自分の考えは書いてから発表する」ことは言うまでもない。
「議題」たくさん出てきたアイデアを、大きく6個程度の部門に集約する |
- <部門1>=意見1+意見3+意見10
- <部門2>=意見2+意見9+意見12
- <部門3>=意見4+意見8+意見14
- <部門4>=意見5+意見6+意見11
- <部門5>=意見7+意見13+意見15
- <部門6>=意見16+意見17+意見18
このように集約されたとしても、この部門の中に、発言した全員の意見は含まれている。
これを、6個程度の部門に集約し、下記のようなバウムクーヘン型の図に落とし込む。
次に、それぞれの部門へ、だれが、どの部門を主に担当すれば、
「最も効果的に戦略的フォーカスを達成できる」か?を落とし込む。
気をつけなければならないのは、
「だれがどの部門を担当したいか?」ではないということだ。
長くなりましたので続きは次回に続く。お問い合わせは、コチラから!